2016年5月23日月曜日

那須SXQミニツアーを終えて

というわけで、下記のライブをやって来ました。
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5月21日(土) SXQ sax quintet
松本健一ss&ts 尺八 立花秀輝as 藤原大輔ts 吉田隆一bs
那須のジャズLPの宝庫、フットプリンツでSXQライブ!
会場:カフェ・フットプリンツ  栃木県那須郡那須町高久乙800-34 電話番号 0287-78-6686
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天候もよく、交通も順調に、無事日帰りツアーを終える事ができました。
今回、残念ながら木村昌哉病気治療のため欠席。しかしながら、それにもめげず、なかなかちょっと手ごたえの違った演奏ができたと思ったので、期待を持っていまその録音を聞き直しているところ。 実は、ボタンの押し忘れで(!)前半の部が録音されていなかったので、後半の部、フルートや尺八、笛の類いによるイントロダクションからはじまる演奏。と、私と藤原君の2テナーを軸としてはじまる演奏。なんというか…、ものすごく熱気にあふれています。尋常ではない感じ(まあ、それはいつもか)。すくなくとも、世界的に例のないサウンド…ではないでしょうか…。と書いててもさっぱり分かりませんので、さっさとアップロードして興味のある方にはちょっと聞いてもらえるように作業すすめております。
その直前に思いついたことを「流れの良さ」という得体の知れない直観的すぎる記事として書きましたが、その気づきを不完全ではあるけれども部分的には実現できているかな、ちょっと今の自分の位置みたいなものを表現できてるかな、と思います。端的にいえば、アンサンブルのなかでその瞬間に軸となっているラインに対してエフェクト成分的な関係性を持つ、ということの楽しみ。いわゆる古典的なアンサンブルである、メロディ対カウンターメロディ、とかベースライン、ループ、などの構造体と時間の捉え方が変わり、もっと直接的で、瞬時に次の展開があるかも知れないしないかも知れないという不確定性を含んだ不安な(?)サウンド。とか、小さい音がその空間をにおわす重要なファクターになる、とか、いままでの感覚をドンデン返ししたような面白さを感じました。ただ、これにはまさに「流れの良さ」が大事なんだろうなあ。もちろん、いわゆるアンサンブルの形態をもじったような即興の場面も多いですし、そういうところも面白い。今週の東京中低域有志との即興会もこの気づきをふくらませることできないかな。同種の楽器の集まりだから強力に意識しやすそう。「新・即興の日」でもうまく説明できないだろうか。とはいえ、自分で読みなおしてこの文章で伝えたいことがうまく伝わるか自信なし。詩でも書くか…。俺が書いてもますますわからなそう…。ま、とにかく、どこかに良い流れがあればあとは自由に何が行われてても良いような、気がするんですよね。
ということで、那須行きはなんだか暖かい空間で良い音になった。よかった。

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