2015年10月26日月曜日

ライブ報告(10月25日(日)続々々酔狂即狂)


こんなライブに参加しました。

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10月25日(日)
続々々酔狂即狂 ∼ 即興演奏と即興ダンスのガチンコ対決!
会場・ご予約お問い合わせ:入谷 なってるハウス 03-3847-2113 台東区松が谷4-1-8

出演:
松本健一sax 照内央晴piano 池田陽子vln vla 平田友子dance 板垣朝子dance メルdance
19:00開演
2000円+オーダー 
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最初はメルさんと池田さんのduo、つづいて照内さんと平田さん。で、板垣さんと私松本とのduo。前半の部はduo3組を、15分〜20分ぐらいの持ち時間で(どの組もぴったり15分だった…!)即興。
やっぱり一番手はこういうとき馴染むまでに時間がかかるものですが、メルさんと池田さんは最初の数分ですっかり空気をつかんでしまった。その後は、おふた方の交流が時々突然途切れたかのように見えたり、それを白黒反転するような感じで一体化していたりと、シンプルな表現のなかで一刻も見逃せない緊張感がありました。オーディエンスもこの最初の数分はやはり緊張感あったかな。私も異常に様々なことが脳裏をよぎりました。ホントに、この最初の瞬間ってとにかくいろいろあるね。と思った。
で、次の平田さんと照内君。照内君には、やられた…、と思った。なんか、以前に比べてオトナになった(?)感じだけど、なんかあったのかな。いや、目に見えるもの、耳に聞こえるものは以前と同じく彼の確立された世界観をそのまま感じるのですが、そのありかた、タタズマイっていうのかが、違って見えました。
で、前半最後に私と板垣さん。もちろん、初共演ですが、まあなんというか、自分がなにやってるかなんて、あまりよくわからないけど、長年やってきてようやく気を通じるということが分かった気がしてきました。思い返せば初めてのダンスとの共演は、公式には野口(北浦)雅子さんとやった頃が初めてなんですが、その頃はぜんぜんカンが鈍いというか、硬直してるというか、 へとへとになって、やれること全部やりつくして、堂々巡りしてた気がします。最近は気を通じる(と、勝手に思い込んでるんだけど)ことで、見えない関係とか、「無関係の関係」(これは受け売り)の構築術みたいなものが、コトバで順序立てて説明はできませんが、あるなあ、と思います。そうすると非常に楽で…。というわけで、板垣さんに導かれるままに(合わせるとか伴奏するという関係ではなく)演奏させていただいたという感じ。これも多分、導かれてる、と思い込んでるんだろうけど、そういう風に自分の状態を持って行くことですごく自然な自分の内側の声を聴くことができるんじゃなかろうか。なにか考えたものを表現すると言うのではなしに。

後半は演奏2人+ダンサー1人という組み合わせを3セット。この頃には場の空気もなごみ、どの組も自由奔放にやってました。当日の構成は企画者である櫻井さんがご自身で思案して組まれたのですが、なかなか予期しない空気に到達した感がありました。

で、最後は全員+飛び入り2名でダンサーは折り重なるわ、運ばれるわ、無法地帯となっていき、音もけっこううるさくなっちゃいましたね。すいません。あまりリベルテでの学習が生きなかった。音量って難しいです。

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