2014年6月23日月曜日

楽器の不調とか

こないだから、湿度が高いせいだと思い込んでいたんだけど、なんだか楽器が鳴らない。どうしてもちょっとだけ力が入ってしまう。で、若干音色がカタくなる、リードを調整して柔らかくする、という繰り返しで、ついにこのマウスピース、このフロリダの、ビンテージかつ謎のリフェースされたこのオットーリンク、いっちゃったのかな…、と悩ましかった今日この頃だったのですが、霧が晴れたかのようにその原因が分かった…。実はちょっとまえに楽器の上に別の竹製の丈夫この上ない楽器をおっことして、けっこう重要な部位が変形してしまっていたのでした。これです。ていうか、これに決まっている。なんで忘れてたのか。あまりにもアホなミスで重要な部位を傷めてしまって、気が動転し、精神錯乱、自分の中で無いことになっていたのですね。毎日その部分を見ているのに見えなくなっていた。まったくもって酷い話ですが。 というわけで、近日修理するのが待ち遠しい。 これはですね、例えるとするならば、バスケットボールですね。バスケットボールに空気がどのくらい入っているか、みたいな。ちょうど良く空気が入っているとよくはずみますね。しかし、ちょっとだけ抜けてるとドリブルするにもやたら力いりますね。まさに、そんな感じで。このイライラ感がご理解頂けるのではないかと思います。でも、気がつくまでは、気合いで乗り越えていたんですね。思い込みと言うのはほんとにおそろしいものですね。 で、私のメイン楽器、セルマーMarkVIの6万番台ですが、そういうもう人類の共通遺産のような楽器に犯罪的な不具合を起こしてしまった。で、ひさびさにとりだしたセルマーSA80。久しぶりに吹いてみましたが、もう、なんか全然違うのですね。一週間ぐらい手を入れながら吹き込んで行けばなんとかなるかな。でも決定的に音の魂みたいなもののカラーが、違う。自分の中にある違う人格が引き出されるようで、それはそれで面白いんですけどね。

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